髪を切って、新しい靴をおろして、朝の駅までの道を、いつもより、少し速く歩いていく。10月の獅子座は、そんな朝から始まりそうです。9月28日、行動の星・火星が獅子座に帰ってきて、先に獅子座にいた幸運の星・木星と並びました。星が自分の星座にいるあいだは、火星と木星の力が、あなた自身の元気と勢いになります。8月から続いた充電が終わって、10月は、走りだす月になりそうです。
ただ、走りだした足もとで、3日から愛と美の星・金星が「家と心の部屋」でUターンします。実家のこと、親の口癖、子どものころに住んでいた家の匂い。走りながら、あなたはときどき後ろをふりむいて、自分がどこから来たのかをたしかめることになりそうです。
11日の新月は「言葉とご縁の部屋」で、新しいあなたを短い言葉で言い直す新月です。26日の満月は「仕事と社会の部屋」、ホロスコープの頂上で満ちます。
10月の獅子座は、二つの動きが同時に起こります。ひとつは、火星と木星が獅子座にそろって、体が前へ出ることです。会議で先に手が挙がったり、誘われる前にこちらから誘ったり、急に髪型を変えたくなったりしそうです。9月に決めた「私は何ができる人か」について、10月はその答えを見せていきます。
もうひとつは、3日から金星が「家と心の部屋」でUターンすることです。前へ出るほど、あなたは家のことを思い出します。実家の親から届く荷物や、子どものころの写真、昔住んでいた部屋の窓からの景色が、走っている途中でふいに浮かんできそうです。10月の前半は、走る自分と帰る場所のあいだを、行ったり来たりするでしょう。
11日の0:50は、「言葉とご縁の部屋」の新月です。8月に生まれ変わって、9月に自分の持ちものを数えたあなたが、10月、数えたものを短い言葉にする新月です。SNSのプロフィールの一行や、名刺の肩書きの下のひとこと、「最近何してるの?」と聞かれたときの答えを、長い説明より、ひとことで言えるところまで削ってみましょう。
この新月のあいだ、金星はまだUターンの途中なので、言葉を向ける先は、新しい人より、昔からの知り合いや近所の人、きょうだいのほうが合っています。10日の夜、あした誰かに言う自己紹介を、声に出して一回だけ練習してみましょう。
16日、変容の星・冥王星が動きます。冥王星は、ここ数年あなたの「大切な人との部屋」にいて、パートナーや仕事の相棒との関係を、根本から作り替えてきました。5月から止まっていた作り替えが、16日、また前に進むでしょう。相手との力関係が変わる、契約の相手が変わる、という形で現れそうです。
23日、太陽が「家と心の部屋」へ入り、走ってきたあなたが、いったん帰る一か月に入ります。24日、連絡の星・水星も同じ部屋でUターンして、家族との会話が、途中で止まっていたところから再開されるでしょう。たとえば、親との住まいのことや、きょうだいとの分担、パートナーとの「年末はどこで過ごす?」のような話です。太陽と金星が重なるのも、24日です。獅子座には、帰る場所を愛する力が、いちどゼロに戻って、また高まっていく日になりそうです。
金星が「言葉とご縁の部屋」へUターンするのは25日で、家でたしかめた気持ちが、そこから言葉になります。
26日の昼、13:11に、「仕事と社会の部屋」、ホロスコープの頂上で満月です。太陽は真下の家の部屋から満月を照らしているので、帰る場所と立つ場所が一本の線でつながります。
9月に数えた持ちものと、10月に走って見せた力が、役職や評価、名前の載る場所という形で返ってくるでしょう。満月の日は、上司や取引先の前に立つ予定を入れてみましょう。この夜、あなたの名前は、思っている以上に遠くまで届いていきます。
恋は、火星と木星が獅子座にいるので、10月は誘う側になります。9月まで家でのんびりしていたぶん、10月は外に出たくなり、出た先で目立ちそうです。新しい服を着て出かけた日に、声をかけられる月です。
ただ、金星は「家と心の部屋」でUターンしているので、出会った人と、自分の育った家の話ができるかどうかで、本気度がはっきりするでしょう。獅子座は、家族に堂々と見せられる相手に、心が動くものです。
いまパートナーがいる人は、16日に冥王星が前に進みだすと、ふたりの関係の土台が動きそうです。引っ越すならどちらの職場に近い町にするか、というような、どちらが決めてどちらが折れるかの長い綱引きに、ひとつ答えが出そうです。
水星が家の部屋でUターンする24日以降は、「実家に顔を出す?」「年末はどこで過ごす?」の話が、何度か戻ってきそうです。一回で決めるより、何度か話すうちに決まるほうが、獅子座のふたりには合っています。
仕事は、10月が本番です。火星と木星が獅子座にそろって、9月に「できること」として書き出したものを、人前で披露する月になりそうです。プレゼンや面接、初めての講師役、SNSでの顔出しのような場面です。9月に遠慮を置いてきたあなたなら、10月は舞台に立つだけで評価が得られるでしょう。
11日の新月で名乗り方を短くしておくと、舞台での第一声が決まるでしょう。
26日の満月は仕事の部屋の頂上で満ちるので、この日を中心に、肩書きが変わったり、あなたの名前が載る場所が増えたりしそうです。24日からは水星の影響で、在宅の仕事道具やWi-Fiのような、家まわりの段取りでつまずきやすくなります。満月の前に、在宅で使う道具を、一度ぜんぶたしかめておきましょう。
お金は、9月に数えた持ちものが、10月は入金の形でたしかめられそうです。金額より、ちゃんと払ってもらえた、という事実が、これからのあなたを支えてくれるでしょう。
火星が獅子座にいる10月は、体がよく動くぶん、熱がこもりやすくなります。獅子座は心臓と背中の星座なので、夜、背中に熱がこもって寝つきが遅くなる日が出そうです。走った日は、お風呂より、ぬるいシャワーと早い夕食で熱を抜きましょう。
火星と木星がそろう月は、獅子座が大きく出すぎる月でもあります。会議で言いすぎたり、おごりすぎたり、予定を詰めすぎたりしがちです。24日からは水星が家の部屋でUターンするので、家の中でも、家族に対して声が大きくなりがちです。「ちょっと言い方きつかったな」と思ったら、その日のうちにひとこと添えてみましょう。
26日の満月の舞台に、家族みんなが笑って見られるかどうかは、10月後半の言葉遣いで決まります。
☀️ 家の玄関を出るときに、そっと自分に聞いてみてください。
「私が走る姿を、見せたい人はだれだろう」
10月の獅子座は、走りだしながら、帰る場所をたしかめる月です。
見てもらいたい人の顔が浮かんだら、その人のところへ帰るつもりで、過ごしてみましょう。
星は、あなたを見る窓のひとつです。ほかの窓からも、のぞいてみてください。