この世に生まれたすべての人に、
生まれた日から寄り添う天使がいます。
守護天使とは、あなたが生まれたその日から、生涯を通じて見守り続けてくれる天使のことです。あなたが選んだのではなく、生まれた日とともに、天使のほうから寄り添ってくれます。
守護天使は、願いをかなえる存在ではありません。あなたの内側にすでにある力を思い出させ、迷いのなかで方向を示し、そばに在り続けます。うまくいかない日も、誰にも言えないことを抱えた夜も、天使は変わらずそこにいます。
守護天使の名は、カバラ(ユダヤ神秘主義)に伝わる「神の72の名」(シェム・ハメフォラシュ)に由来します。
旧約聖書『出エジプト記』14章19節から21節。モーセが海を分け、人々を導いた場面です。この3つの節は、ヘブライ語で書くと、それぞれちょうど72文字からなっています。
神の使いが、イスラエルの陣の前を進んでいたが、移って彼らのうしろを行き、雲の柱も彼らの前から移って、うしろに立った。……モーセが手を海の上に差し伸べると、主は夜もすがら、強い東風で海を退かせ、海を陸地とされた。
この3節から一文字ずつを取り、上下に組み合わせていくと、3文字からなる名が72通り生まれます。それが72人の天使の名です。それぞれの名の末尾に「エル(神)」あるいは「イア(神の慈しみ)」が添えられ、ヴェフイア、イェリエル、シタエルと、私たちが呼びかけられる名になりました。
この教えは中世のカバリストたちによって受け継がれ、のちにキリスト教の神秘主義や西洋のエンジェル・マジックにも伝わっていきました。
72人の天使は、一年をめぐる光の輪と結ばれています。天空を72に分けると、ひとりの天使が受け持つのは、およそ5日間。
始まりは3月21日、春分の日です。昼と夜の長さがひとしくなり、光がふたたび伸びはじめるその日から、第一の天使ヴェフイアが見守ります。そこから5日ごとに天使が交代し、翌年の春分の前日、第72のムミアで一巡します。
ですから、あなたの守護天使は、生まれた月日だけで定まります。生まれた年は関係ありません。
特別な儀式も、道具も要りません。その名を呼ぶことから始まります。
静かな場所で目を閉じ、深く息を吸って、吐きます。心のなかで天使の名を呼びかけてください。そして、いま伝えたいことを、そのまま言葉にします。感謝でも、願いでも、ただの弱音でもかまいません。
祈りの言葉は、ひとつに決まったものではありません。天使ごとのページに一例を記していますが、いちばん深く届くのは、あなた自身の言葉です。
返事は、声としては返ってきません。ふと浮かんだ思いつき、目にとまった数字や羽根、なぜか気になった一言。そうしたかたちで届きます。天使とのつながりは、名を呼ぶ回数だけ、静かに深まっていきます。
あなたを見守っている天使の名を、知ってください。
生年月日から守護天使を調べる →生まれた日から定められた守護天使のほかに、あなたが生まれた瞬間の光と縁を結ぶ天使がいます。
その光は、同じ日に生まれた人とも違います。暦の上の日付ではなく、あなたが最初に息をした、その瞬間からそばにいる天使です。
いまあなたのそばにいる守護天使。そのことばを受け取りたい方へ。