ハーブティー物語

秋の陽ざしがやわらかく傾き、空気に金色の粒が混じりはじめる10月。
今月の主役は、肌と心をやさしく包むマリーゴールド(カレンデュラ)
その花弁には、秋の光を閉じ込めたようなぬくもりがあります。

一杯のカップが、からだの奥にまで届くように。 乾いた風の中で、あなたの内側に小さな光をともしてくれます。


10月のハーブティー:マリーゴールド(カレンデュラ)

ひだまりポットで ティーをいれ
金の花びら ゆらりゆれ
ひとくち飲めば ほほえみこぼれ
風もいっしょに うたをうたう

そよぐ午後には カップがひとつ
夢をあたため 心をぬくめ
マリーゴールドの 魔法のしずく
今日のかなしみ やさしくとかす


マリーゴールドのひとさじ知識

※本ページは一般的なハーブティー利用の情報です。体質や体調、服薬状況により合わない場合があります。違和感を覚えたら量を減らすか中止してください。


ティーパーティのブレンドメニュー


おいしく淹れる3か条

  1. 花弁をやさしく扱う:ふんわりとした花びらなので、ティースプーンで軽くすくう程度でOK。
  2. 熱湯で5〜7分:200mlに対しティースプーン1〜1.5杯。黄金色が美しく出たら飲み頃。
  3. ミルクティーもおすすめ:まろやかに広がる甘い香りが、秋の夜にぴったり。


小さなティーリチュアル

🌤 朝:光を迎える一杯

朝の陽ざしを感じながら、カップを両手で包みます。 「今日もやさしい光が降りますように」と心の中でつぶやいて。

💼 昼:ひと息リセット

仕事の合間に黄金色のハーブティーを。 香りの中で、目を閉じて肩の力をゆるめてみましょう。

🌇 夕:秋風とともに

カップの湯気に夕日を重ねて。 一日の終わりに「ありがとう」をひとつ、心に落とす時間です。

🌙 夜:静かな肌時間

ティーを飲んだあと、手のひらを頬にあてて。 内側からあたたまる感覚が、肌と心をつなげていきます。


癒しを咲かせる──10月のマリーゴールド

黄金色の花びらが、秋の午後にやわらかな光を落とす。
その香りが胸に触れた瞬間、心の奥で小さな炎が灯る。
それは疲れを癒すための光であり、 新しい季節を迎えるための静かな希望でもある。

どうぞ、あなたのカップにも、少しの太陽を。

ハーブティーパーティ

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