「24節気」ハーブヒーリング

1年を24の季節にわける24節気。日本の自然が見せる繊細な移ろいに寄り添いながら、ハーブの力で心と体を癒すヒーリングガイドです。✨

冬至からは、浄化の力を持つセージが過去を清め、厳寒の小寒にはヒバが守護を授けてくれます。そして、澄んだ空気に包まれる季節には、ローズマリーが思考をクリアにしてくれるでしょう。季節ごとにふさわしいハーブが、その時期に必要な癒しとエネルギーを優しく届けてくれます。


ヒイラギ

【立冬】11月7日 ~ 11月21日
ヒイラギ - 「守護と希望」

立冬は暦の上で冬の始まり。この時期は寒さが増し、少しずつ夜が長くなり、内面に向き合う季節です。ヒイラギは「守護」と「希望」を象徴する植物で、古来から魔除けとして使われ、邪気を払い、心を守る力があるとされています。ヒイラギの力で、冬の暗くなる季節に「内なる光」を見つけ、心の強さを育みましょう。

ワーク:「ヒイラギの守護リチュアル」

1.小さなヒイラギの枝や葉、もしくはヒイラギのエッセンシャルオイルを用意します。

2.夜、静かな場所でヒイラギの香りを感じながら、「私は守られ、安心して新しい冬を迎えています」と心の中で宣言します。

3.ヒイラギの守護と希望のエネルギーが自分の周りに広がっていくイメージを持ちながら、深呼吸を数回繰り返します。

冬の始まりを迎える準備としてのヒイラギの役割:
立冬は、日が短くなるにつれ心が内側へと向かう時期です。ヒイラギは、冬に向かう心と体を守り、寒さや孤独に負けない「内なる温もり」を育てるサポートをしてくれます。ヒイラギを身近に置くことで、日々の生活に安心感と安定がもたらされ、穏やかな心で冬を過ごす準備が整います。

日常でのヒイラギの取り入れ方:

玄関や窓辺にヒイラギを飾る: 玄関に飾ったヒイラギは外からの邪気を防ぎ、家庭全体に守護のエネルギーをもたらします。また、窓辺に置くと、光が差し込むたびにヒイラギの持つ「希望」が広がり、冬の暗さに心を支えてくれます。

アロマバス(ヒノキ・ヒバ・フランキンセンス): 「ヒイラギ精油」は一般には存在しないため、代わりに木々の香りを選びましょう。
ヒノキやヒバは大地の安定感を、フランキンセンスは静けさと祈りの感覚をもたらします。
バスソルト大さじ1に精油を2〜3滴混ぜて湯船に入れ、香りとともに深く呼吸を整えてください。
木々の香りが、守りと安心のエネルギーで心身を包み込みます。

冬支度としての小さな儀式: 夜、リビングや寝室でヒノキやフランキンセンスの香りをディフューザーで焚きます。
「私は寒い季節でも安心して穏やかに過ごしています」と心で宣言し、
穏やかで強い心で新しい季節を迎え入れましょう。

※精油は直接肌につけず、必ず希釈して使用してください。妊娠中・小児・既往症のある方は専門家に相談を。