10月の双子座は、毎日のくり返しの中にあるときめきを、選びなおす月です。愛と美の星・金星は、9月のあいだ「日々と健康の部屋」にいて、職場や通いなれた場所に、小さなよろこびを置いていきました。10月3日、金星はそのよろこびを拾いなおすように、後戻りをはじめます。
いつものカフェで顔を覚えてくれた店員さんや、給湯室で毎朝ひとこと交わす人、机の引き出しに入れたままの誰かからのメモのように、9月に「いいな」と思った小さなものを、10月はひとつずつ拾いなおして、ほんとうに好きなものだけを手もとに残していきます。
新月は11日、「恋と創造の部屋」にやってきます。9月の後半に太陽がここで笑うことと遊ぶことを思い出させてくれたので、この新月からは、笑いのもとになる何かを、自分の手で作りはじめます。
月末の26日、満月はあなたの「手放しと、ひとりの時間の部屋」で満ちます。ひと月はしゃいだあとで、電気を消して、ひとりで横になる夜です。
3日に金星が後戻りをはじめると、職場や、いつも行く場所での「好き」に、ひとつずつ気づかされます。毎朝ひとこと交わす人と、顔を合わせなかった日。その人の声ひとつで一日の色が変わることに気づいて、自分がどれだけ頼りにしていたかがわかる。そんな気づきが、10月の前半、毎日のように起こりそうです。
双子座のあなたは、遠くの新しいものに目が行く人ですが、10月に気づいたうれしいことは、その日のうちに、相手に伝えてみましょう。「いつもありがとう」の一言で、身近な人との関係が、ぐっとあたたかくなります。
11日の0:50、新月が「恋と創造の部屋」にめぐってきます。ここで始めるのは、スマホのメモに三行だけ書く詩や、土日だけ曲を足していく誰かひとりのためのプレイリスト、誰かのために送る空の写真のような、人に見せる前提の小さな作りものです。双子座の新月は、頭の中で完成させるより、手を動かして半分まで作ってしまうほうが、願いが形になっていきます。
金星がまだ後戻りしている新月なので、新しい相手より、いま目の前にいる人や、いま手の中にあるものに、もう一度心を寄せるほうが、しあわせが長続きします。10日の寝る前に、叶えたい夢に名前をつけて、大切にしまっておきましょう。
10月の後半は、16日、変容の星と呼ばれる冥王星が「学びと遠い世界の部屋」で向きを変えるところから動きだします。5月から止まっていた留学や資格、遠くの人との共同作業の話が、動いていきそうです。
23日に太陽が「日々と健康の部屋」に入ってからの一か月は、目立つ場所より、毎日の過ごし方と、自分の体の調子に目が向く時期です。24日、支配星の水星がこの部屋で後戻りをはじめます。組んだばかりの段取りが崩れたり、やり直しになったりしますが、双子座にとって水星の後戻りは、走りすぎた頭を、体の速さにそろえる時間です。同じ24日、太陽と金星が重なります。毎日の中にある愛が、いったん光の中に消えて、生まれ直す日です。
25日、金星は「恋と創造の部屋」へ後戻りします。点検した「好き」を持って、遊びの部屋へ帰る、という順番です。
26日の満月(13:11)は、「手放しと、ひとりの時間の部屋」で満ちます。日々と健康の部屋にいる太陽と向かい合うので、ひと月分の「やること」と「もう手放していいこと」が、右手と左手に分かれて見えてきます。
読みかけのまま三か月たった本や、返事を書きかけのまま埋もれたグループのトーク、続けようとして続かなかった朝の習慣を並べて、26日の夜は、並べたうちのひとつをはっきり手放してください。ひとつ手放すと、そのぶんだけ、心が軽くなります。
恋は、前半と後半で場所が変わる10月です。3日から24日までは、金星が「日々と健康の部屋」で後戻りしているので、職場や習いごとの場所での恋が、進むというより、いったん止まって確かめる時期に入ります。毎日顔を合わせる人を好きになった人は、相手が休みの日に、どれくらいさびしく感じるかで、あなたの本気の度合いがわかります。さびしさが残るなら、日常の中でゆっくり育っていく恋です。
25日、金星が「恋と創造の部屋」へ帰ってきてからは、恋がもう一度、遊びの色を取り戻します。11日の新月で作りはじめたものを、この時期に相手に見せてください。三行の詩でも、五曲だけのプレイリストでも、見せた瞬間に、ふたりのあいだの空気が変わるでしょう。
パートナーがいる人は、24日からの水星の後戻りで、家事や予定の分担の話が何度か出そうです。「牛乳、まだあったっけ」「次の週末、どこに行こうか」の会話です。面倒に見えて、この会話が、ふたりの毎日をひとつにしていきます。
仕事は、9月の終わりに行動の星・火星が「言葉と学びの部屋」に入って、そのまま10月も居続けるので、発信や営業、近しい人とのやりとりが、10月も勢いを持って続きます。加えて16日、冥王星が「学びと遠い世界の部屋」で向きを変えると、遠くの相手との仕事や、資格や出版のような長い計画が、半年ぶりに前へ進むでしょう。近くの言葉と、遠くの計画が、同時に動く月です。
ただ、24日からは支配星の水星が「日々と健康の部屋」で後戻りするので、契約書の日付や請求書の数字、会議の時刻のような細かいところで間違いが出やすくなります。送る前に一度、声に出して読み上げてみましょう。ふたご座は、声に出すことで改めて、自分の気持ちに気づく人が多いものです。
お金は、金星の影響で、通勤の靴や仕事用のバッグ、毎朝のコーヒー豆のような、毎日使うものの買い替えで迷いそうです。9月に「これでいい」と決めたものが、「やっぱり違う」と変わってしまいそう。迷った時には、11月のなかばまで、いまあるものを使い続けていきましょう。
26日の満月は「手放しと、ひとりの時間の部屋」で満ちるので、忘れていた年会費や、使っていないサービスの引き落としが、この時期に見つかるかもしれません。見つかったものが、今月ひとつめの手放しになります。
10月の後半は、体調そのものが話題になりそうです。双子座は、頭が先に疲れて、体があとから追いつく星座です。水星が後戻りしているあいだは、頭の回転をやすめることが、そのまま体の回復になります。デジタルデトックスの時間を作ったり、ヘッドスパに行くなどして、頭をやすめることを心がけてください。
26日の満月の前後は、人づきあいの疲れが一度、表に出ます。断りきれなかった誘いや、開いたまま返事を書きかけのメッセージ、なんとなく参加しているグループが、重く感じてしまいそう。25日と26日の夜は、予定を空けて、スマホを別の部屋に置いて、できるだけ、ひとりで過ごしてみましょう。
双子座のあなたにとって、ひとりの夜は、さびしさより先に、頭の中の声が静かになる時間です。
🪶 寝る前のベッドの中で、そっと自分に聞いてみてください。
「私の一日で、笑っているのは、どの時間だろう」
10月の双子座は、毎日の中の小さなときめきを選びなおす月です。
選びなおしたものだけを持って、26日の夜は、できればひとりで、ゆっくり休んでみましょう。
星は、あなたを見る窓のひとつです。ほかの窓からも、のぞいてみてください。