第19天使 / 座天使(スローンズ)
記憶を支え、苦難に耐える力を授ける天使
守護する誕生日 6月22日〜26日
この期間に生まれた人は、こう名乗れます。
「わたしの守護天使は、レウヴィア」
レウヴィアは、カバラの「神の72の名」の19番目にあたる天使です。名は「罪びとの声を聞き届ける神」を意味します。72天使を8人ずつ9つの階級に分けたとき、レウヴィアは17番から24番までの「座天使(スローンズ)」に属し、その3番目にあたります。
伝承で語られてきたレウヴィアの働きを、1823年の文献は次のように記しています。
記憶、耐える力、導き。この三つがレウヴィアの核です。記憶の力を高める天使であり、苦難に耐える力を授ける天使であり、同時に、分別と知恵をもって人を導いてくれる天使でもあります。「罪びとの声を聞き届ける神」という名のとおり、過ちを犯した人の声にも耳を傾け、耐えて立ち直る道を示す働きを持っています。「記憶の天使」「耐える天使」。この二つで覚えておくと、レウヴィアの持ち場が見えてきます。
レウヴィアを守護天使に持つあなたは、よく覚えている人ではないでしょうか。人から受けた親切、学んだこと、昔の約束。忘れずにいて、必要なときに取り出せる。そして、覚えているからこそ、人を大切にできる人です。
もう一つ、あなたには、苦難に耐える力があります。つらい時期を、投げ出さずに越えてきた。そして、その経験から得た知恵で、人を導ける。過ちを犯した人の話にも、耳を傾けられる懐の深さを持っています。伝承でレウヴィアは「記憶力を高め、苦難に耐える力を与え、分別と知恵をもって他者を導く」天使と語られてきました。その働きは、あなたの中に、この確かな記憶と、耐える強さ、そして人を導く知恵として現れています。
覚えて、生かすのが、あなたの得意なことです。学んだことを忘れない。経験から得たものを、次に生かす。あなたの記憶は、過去を保存するためのものというより、未来を照らすためのものです。
苦難に耐える力もあります。先の見えない時期、報われない努力、長い忍耐。そういうものを、折れずに越えられる。伝承の「苦難に耐える力」は、あなたの中では、この粘りとして働いています。
もう一つ、分別をもって人を導く力があります。感情で動かず、経験と知恵で判断する。だから、あなたの導きは、落ち着いていて、信頼できます。過ちを犯した人にも、立ち直る道を示せる人です。
レウヴィアの働きを職業に置き換えると、覚える仕事と、導く仕事になります。教育や指導、記録や知識を扱う仕事、長い時間をかけて積み上げる専門職、苦難の中にいる人を支える相談や支援、更生や再出発を助ける仕事。記憶と忍耐と知恵で、人を導く場所で、あなたの力が生きてきます。
組織の中では、「経緯を覚えている人」「長い仕事を任せられる人」になるでしょう。何年か前の判断の理由を覚えていて、落ち着いて導けるあなたは、組織の記憶そのものです。
相手との思い出を、大切に覚えている人です。初めて会った日、交わした言葉、一緒に越えた苦しい時期。それを覚えていてくれることが、相手にとって、何よりの愛情表現になります。
苦しい時期を、一緒に耐えられる人でもあります。相手の人生が揺れているとき、あなたは離れず、隣で耐える。順調なときより、苦しいときに、あなたの愛情はいちばんよく見えます。
そして、相手の過ちにも、耳を傾けられる人です。「罪びとの声を聞き届ける」天使に守られたあなたは、相手が失敗を打ち明けたとき、責めずに聞き、立ち直る道を一緒に探せます。それは、どこにもない安心になります。
覚えているぶん、忘れられないことです。言われた言葉、受けた傷、昔の失敗。記憶の力は、よいことも悪いことも、同じように残します。つらい記憶が重いときは、よい記憶を一つ、取り出してみてください。あなたの引き出しには、そちらのほうがたくさん入っています。レウヴィアは、記憶の天使です。あなたがよい記憶を選ぶ場面でも、そばにいてくれます。
耐える力が強いぶん、耐えなくていいことまで、耐えてしまうこともあるでしょう。耐えられるからこそ、限界まで耐える。けれど、耐えることと、変えることは、別の力です。「これは、耐えるべきか、変えるべきか」を、一度問いかけてみてください。分別の天使は、あなたがその問いに答えるときも、そばにいます。
確かな記憶で人を大切にし、苦難に耐え、知恵で人を導くことです。そして、つらい記憶よりよい記憶を選び、耐えるべきことと変えるべきことを見分けること。記憶と忍耐を、やさしく使えるようになるのが、あなたの人生のテーマです。
ここからは、大切な人の守護天使がレウヴィアだった方へ。
レウヴィアの人は、あなたとの思い出をよく覚えています。「覚えていてくれたの」と喜んでみてください。それが、この天使を持つ人のいちばんの幸せです。
失敗を打ち明けるとき、この天使を持つ人は、責めずに聞いてくれます。隠さず話してみてください。立ち直る道を、一緒に探してくれます。
ひとつ知っておいてほしいのは、つらい言葉も忘れにくいところと、我慢しすぎるところがあることです。言い過ぎたら早めに謝ること、そして「もう我慢しなくていいよ」と、ときどき言ってみること。その二つが、この天使を持つ人を支えます。
| 番号 | 第19天使 |
|---|---|
| ヘブライ3文字 | לוו |
| 名前の意味 | 罪びとの声を聞き届ける神 |
| 守護する誕生日 | 6月22日〜26日 |
| 黄道の度数 | 蟹座 0〜5度(水のエレメント) |
| 階級 | 座天使(スローンズ) 17〜24番 |
| セフィラ | ビナー(理解) |
| 階級の大天使 | ザフキエル |
| 惑星 | 土星(階級)/木星(個別) |
| 天使の時間 | 6:00〜6:19 |
| 色 | インディゴ(階級の色)/ペールグリーン、インディゴ(天使の色) |
| 香り | ストラックス(蘇合香)/ベンゾイン(安息香) |
| 石 | モルダバイト |
| 金属 | 鉛/錫 |
階級、セフィラ、惑星、色、香り、石は、カバラ系の天使伝承(Kabaleb、Briez らフランス語圏の資料)に基づく対応です。資料によって階級の呼び名や惑星が異なる体系もあります。守護する誕生日は、ALPHAの守護天使占いと同じ区切りです。
祈りの言葉
「レウヴィア、私のそばにいてください。確かな記憶と、苦難に耐える力と、人を導く知恵をお与えください。」
瞑想の方法
静かな場所で目を閉じ、ゆっくり呼吸をします。心の中で「レウヴィア」と名前を呼び、藍色のやわらかな光が胸に灯るのを思い描きます。その光が少しずつ全身に広がっていくのを感じながら、そのまましばらく光の中にいます。じゅうぶんだと思ったところで、目を開けましょう。
■天使のエネルギーを日常に取り入れる方法毎年6月22日から26日は、レウヴィアが巡ってくる期間です。この期間に生まれていない人にも、この天使の働きは届きます。
記憶と忍耐を見直すのに向いた数日です。よい思い出を一つ取り出して、誰かに話してみる。耐え続けていることを一つ、「耐えるべきか、変えるべきか」と問いかける。そして、過ちを打ち明けてきた人の話を、最後まで聞く。レウヴィアの期間は、記憶が力になり、耐えた先に道が見える時間です。
レウヴィアは、カバラの「神の72の名」に由来する19番目の守護天使です。「72の守護天使」の概念は、旧約聖書『出エジプト記』に記された「神の72の名」(Shem HaMephorash)に由来します。
カバラでは、「72の名」は神聖で力強いエネルギーを持つものとされ、祈りや瞑想を通じて人々に変容と導きをもたらします。レウヴィアはその中で、記憶力を高め、苦難に耐える力を与え、分別と知恵をもって人を導く天使として語り継がれてきました。
この概念は後に、キリスト教の神秘主義や西洋のエンジェル・マジックにも影響を与え、現代でも多くの人にとって、心の支えとなる霊的な指針になっています。