第52天使 / 権天使(プリンシパリティーズ)
逆境を耐え抜き、やり直す天使
守護する誕生日 12月8日〜12日
この期間に生まれた人は、こう名乗れます。
「わたしの守護天使は、イマミア」
イマミアは、カバラの「神の72の名」の52番目にあたる天使です。名は「すべての上に高き神」を意味します。72天使を8人ずつ9つの階級に分けたとき、イマミアは49番から56番までの「権天使(プリンシパリティーズ)」に属し、その4番目にあたります。
伝承で語られてきたイマミアの働きを、1823年の文献は次のように記しています。
旅、忍耐、やり直し。この三つがイマミアの核です。立ちはだかる敵の力を挫く天使であり、あらゆる旅を司る天使であり、囚われた人に自由への手立てを示す天使であり、同時に、過ちから真摯に立ち返る人を支えてくれる天使でもあります。「すべての上に高き神」という名のとおり、逆境の上に立って、前へ進ませる働きを持っています。「旅の天使」「やり直しの天使」。この二つで覚えておくと、イマミアの持ち場が見えてきます。
イマミアを守護天使に持つあなたは、苦しい状況に置かれても、投げ出さずに耐えて、働き続けられる人ではないでしょうか。先が見えない時期にも、手を止めない。泣きごとを言う前に、今日できることを一つやる。その積み重ねで、気づけば長いトンネルを抜けている。あなたは、そういう抜け方をしてきた人です。
もう一つ、あなたには、一度道を誤っても、それを認めてやり直すところから立て直せるところがあります。そして、身動きの取れない人には、抜け出すための具体的な手立てを示せる。遠くへ向かう旅や、長い道のりを厭わない人でもあります。伝承でイマミアは「敵の力を挫き、あらゆる旅を司り、囚われた人に自由への手段を示し、過ちから立ち返る者を支える」天使と語られてきました。その働きは、あなたの中に、この耐える強さと、歩き続ける足として現れています。
逆境を持ちこたえて、働き抜くのが、あなたの得意なことです。長期の過酷な現場や、先の見えない時期にも、手を動かして前へ進む。伝承では、この天使の影響下にある人は「強健で、逆境に忍耐と勇気を示し、労働を好む」と語られてきました。あなたの強さは、派手な一撃というより、止まらない足にあります。
行き詰まった人に、そこを出るための現実的な方法を示すことも上手です。励ますより、「まず、ここに電話してみよう」「この書類を出せば、次に進める」と、手順を示す。囚われた人に自由への手段を示す、という伝承の働きは、あなたの中では、この具体的な手立てとして働いています。
もう一つ、やり直す力があります。誤りを認めることは、あなたには恥ではありません。認めて、戻って、もう一度歩き出す。その姿を見た人は、自分もやり直せるのだと、思えるようになります。
イマミアの働きを職業に置き換えると、耐え抜く仕事と、抜け出させる仕事になります。長期の現場や過酷な環境での仕事、旅や輸送、海外に関わる仕事、更生や再出発を支える仕事、債務や困窮から抜け出す手立てを示す相談の仕事。逆境の中で手を動かし、人に出口を示す場所で、あなたの力が生きてきます。
組織の中では、誰も行きたがらないむずかしい現場を任されると光るでしょう。そして、立て直しの局面では、あなたの「まず、これから」が、みんなの足を動かします。
困難な時期を、ともに耐え抜くことで、絆を深める人です。順調なときより、苦しいときに、あなたの愛情はいちばんよく見えます。「一緒なら、この時期も越えられる」。相手にそう思わせる力が、あなたにはあります。
過ちを認めた相手には、やり直しの機会を与えます。一度の間違いで関係を終わらせるより、認めて戻ってきた相手を、もう一度受け入れる。その懐の深さは、相手にとって、かけがえのない安心になります。
一緒に遠くへ出かける旅が、二人の節目になります。長い道のりを一緒に歩いたあとで、関係が一段深くなっている。「あらゆる旅を司る」天使に守られたあなたは、相手と遠くまで行ける人なのです。
働くことと耐えることで乗り切ろうとして、人に助けを求めるのが遅れてしまうことです。耐えられるからこそ、限界まで耐えてしまう。けれど、助けを求めることは、弱さとは違います。それも、抜け出すための「具体的な手立て」の一つです。あなたが人に示してきたその手立てを、自分にも使ってみてください。
立ちはだかる相手を押し切る力が強いぶん、話し合いで済む場面でも、力で通そうとしてしまうこともあるでしょう。敵の力を挫くのは、イマミアの働きです。ただ、目の前の相手が本当に「敵」なのかは、一度確かめてみてください。敵だと思っていた人が、同じ方向を見ていることもあります。イマミアは、あなたが立ち止まって確かめる場面でも、そばにいてくれる天使です。
耐える力と働く力を、自由への道を開くために使うことです。そして、過ちからの立ち返りを、力に変えること。耐えるだけで終わらず、耐えた先に出口をつくるのが、あなたの人生のテーマです。
ここからは、大切な人の守護天使がイマミアだった方へ。
イマミアの人がつらい時期を一人で耐えていそうなときは、手伝えることを、具体的に申し出てください。「何かあったら言って」より、「これ、私がやっておくね」のほうが、受け取りやすいのです。耐えることに慣れているぶん、頼み方を知らないことがあります。
やり直したいと打ち明けてきたときは、過去を蒸し返さずに、受け入れてみてください。認めて戻ってくるのは、この天使を持つ人の、いちばん美しいところです。受け入れてもらえると、力を取り戻します。
ひとつ知っておいてほしいのは、話し合いで済むことも、押し切ろうとしてしまうところがあることです。「いま、戦わなくていいよ」と、ひとこと伝えてみてください。ふっと力が抜けて、話が聞けるようになります。
| 番号 | 第52天使 |
|---|---|
| ヘブライ3文字 | עמם |
| 名前の意味 | すべての上に高き神 |
| 守護する誕生日 | 12月8日〜12日 |
| 黄道の度数 | 射手座 15〜20度(火のエレメント) |
| 階級 | 権天使(プリンシパリティーズ) 49〜56番 |
| セフィラ | ネツァク(勝利) |
| 階級の大天使 | ハニエル |
| 惑星 | 金星(階級)/火星(個別) |
| 天使の時間 | 17:00〜17:19 |
| 色 | 黄(階級の色)/イエロー、グリーン(天使の色) |
| 香り | サンダルウッド(白檀)/ナツメグ |
| 石 | スノーフレークオブシディアン |
| 金属 | 銅/鉄 |
階級、セフィラ、惑星、色、香り、石は、カバラ系の天使伝承(Kabaleb、Briez らフランス語圏の資料)に基づく対応です。資料によって階級の呼び名や惑星が異なる体系もあります。守護する誕生日は、ALPHAの守護天使占いと同じ区切りです。
祈りの言葉
「イマミア、私のそばにいてください。逆境を耐え抜く力と、やり直す勇気をお与えください。」
瞑想の方法
静かな場所で目を閉じ、ゆっくり呼吸をします。心の中で「イマミア」と名前を呼び、緑のやわらかな光が胸に灯るのを思い描きます。その光が少しずつ全身に広がっていくのを感じながら、そのまましばらく光の中にいます。じゅうぶんだと思ったところで、目を開けましょう。
■天使のエネルギーを日常に取り入れる方法毎年12月8日から12日は、イマミアが巡ってくる期間です。この期間に生まれていない人にも、この天使の働きは届きます。
やり直しに向いた数日です。途中で止まっていたことに、もう一度取りかかる。遠くへ行く用があれば、この期間に出かける。そして、一人で耐えていることを、一つだけ人に話す。イマミアの期間は、長い道のりに、もう一度足が出る時間です。
イマミアは、カバラの「神の72の名」に由来する52番目の守護天使です。「72の守護天使」の概念は、旧約聖書『出エジプト記』に記された「神の72の名」(Shem HaMephorash)に由来します。
カバラでは、「72の名」は神聖で力強いエネルギーを持つものとされ、祈りや瞑想を通じて人々に変容と導きをもたらします。イマミアはその中で、敵の力を挫き、あらゆる旅を司り、囚われた人に自由への手段を示し、過ちから立ち返る人を支える天使として語り継がれてきました。
この概念は後に、キリスト教の神秘主義や西洋のエンジェル・マジックにも影響を与え、現代でも多くの人にとって、心の支えとなる霊的な指針になっています。